【マセラティ クアトロポルテ GT S 発表】V8とV6、2種のエンジンを用意

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マセラティ・クアトロポルテ GT S
マセラティ・クアトロポルテ GT S 全 6 枚 拡大写真

4月2日に発表されたマセラティの『クアトロポルテ』。まずはV8エンジン仕様が発売となるが、今後V6エンジンも追加される。

クワトロポルテに搭載されるV8エンジンは、3.8リットルのV8直噴ツインターボで最高出力は530馬力を発生。一方、V6エンジンの排気量は3リットルで同じく直噴ツインターボで410馬力を発生する。どちらのタイプのエンジンも、マラネロにあるフェラーリの工場で組み立てられる。

用意されているミッションはZF社製の8速オートマチックで、オートノーマル、オートマスポーツ、マニュアルノーマル、マニュアルスポーツ、I.C.Eの5つのモードが与えられている。シフトスピードについても従来モデルより40%向上された。

モードコントロールはミッションのシフトマップだけではなく、ハンドリング関係のセッティングにもおよぶ。またV8エンジンの場合、オートモードではマフラーのバイパスバルブが3000回転まで開かず、快適で抑制の効いた状態となる。スポーツモードを選ぶと、バイパスバルブは無条件に開放され、より高いパワーを引き出すことが可能。I.C.Eモードはリラックスしたドライビングを求めたいときに使うモードで、シフトショックも最低限に抑えられ低ミュー路での走行にも適したものとなる。

秋に発表予定のV6モデルには、アクティブトルクコントロール方式の4WDモデルも設定される。前後のトルク配分によってオーバーステアやアンダーステアを抑制するだけでなく、滑りやすい路面では前後50対50のトルク配分を行うなど、高いスタビリティを得られるシステム。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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