スズキ、米子会社の破産申請…裁判所が承認

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スズキの米国子会社、アメリカンスズキモーターは4月1日、同社の破産申請が米国の裁判所に承認されたと発表した。

アメリカンスズキモーターは2012年11月、四輪車販売事業からの撤退および二輪車・ATV、船外機事業への集約を実施するにあたり、米国連邦破産法第11章に基づく更生手続を、裁判所に申請すると発表。米国で四輪車の新車販売の減少が続いていたスズキが、米国四輪市場から撤退することを表明していた。

米国で四輪車販売事業から撤退する理由について、アメリカンスズキモーターは、「四輪車販売事業の採算性を確保・維持していくことは極めて困難。二輪車・ATV、船外機については引き続き販売増加と収益拡大が可能と判断した」と説明。さらに、「将来有望な分野で効率よく事業拡大と収益改善を進めるために、採算が見込めない四輪車販売事業から撤退して、全ての経営資源を二輪車・ATV、船外機に振り向ける」としていた。

今回、米国カリフォルニア州の裁判所は、アメリカンスズキモーターから出されていた破産申請を承認。アメリカンスズキモーターで、撤退手続きを統括するフレディ・レイス氏は、「今回の裁判所の決定は、重要なマイルストーン。今後数週間以内に、米国四輪市場からの撤退に向けた最後の手続きを行う」と述べている。

なおスズキは、四輪車販売事業からの撤退後も、米国でのアフタサービスやパーツ供給は、継続していく。

《森脇稔》

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