【INDYCAR】王者ハンターレイ今季初V、佐藤琢磨はマシントラブルで14位

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
佐藤琢磨はピット作業時にトラブルに見舞われた。最終結果は14位。写真:Indycar
佐藤琢磨はピット作業時にトラブルに見舞われた。最終結果は14位。写真:Indycar 全 12 枚 拡大写真

2013年インディカー・シリーズ第2戦の決勝が、7日、米アラバマ州バーバー・モータースポーツパークで開催され、前年王者のライアン・ハンターレイが今季初優勝。日本期待の佐藤琢磨はマシントラブルに見舞われ、14位だった。

ポールポジションからスタートした#1 ハンターレイ(Andretti Autosport/エンジンはシボレー)は、レース中盤、ピット戦略の異なる#12 ウィル・パワー(Team Penske/シボレー)のスローペースに抑え込まれてしまい、#3 エリオ・カストロネベス(Team Penske)も含めた3台の接戦となったなか、カストロネベスに先行を許す。しかし、90周のレースが残り15周ほどとなったところでハンターレイがカストロネベスをパスして首位奪回。その後は2位に上がってきたホンダ勢最上位の#9 スコット・ディクソン(Target Chip Ganassi Racing)の追撃を振り切って、今季初優勝を飾っている。

2位はディクソンで、このコースでは4年連続の2位。カストロネベスは3位に終わったが、ポイントリーダーに浮上した。パワーは5位、新人で序盤2位を走るなどした#55トリスタン・ボーティエ(Schmidt Peterson Motorsports/ホンダ)は最終的に10位。開幕戦優勝者の#27 ジェームス・ヒンチクリフ(Andretti Autosport)は序盤で戦線離脱、決勝最下位の26位だった。

予選で不本意なかたちの進路妨害によるペナルティを受け、最終予選に進出できなくなるという顛末があった#14 佐藤琢磨(AJ Foyt Racing/ホンダ)は、12番グリッドからのスタート。レース前半はトップ10圏内に顔を出すなどしていたものの、中盤のピット作業時にギヤのトラブルが発生して大きくポジションダウン、その後は追い上げに転ずるも14位が精一杯だった。

「結果は残念。でも、今日はいい戦いをレースの最後まで続けることができたと思う。次までに課題を解決しつつ、このスピードをまた発揮できることを楽しみにしたい」と前向きに語る琢磨は、次週(13~14日)、忙しいスケジュールの合間を縫って鈴鹿のスーパーフォーミュラ開幕戦にスポット参戦する。インディでの早期の好結果と同様、日本での健闘も期待したいところだ。

インディカー・シリーズ第3戦はカリフォルニア州ロングビーチ、伝統の市街地コースが舞台。決勝は4月21日に開催される。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 2031馬力をMTで操る!? 世界に1台のハイパーカー『ヴェノムF5』が爆誕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る