【ジャガー XF 2.0 プレミアムラグジュアリー 試乗】3リットルV6に引けを取らない動力性能…諸星陽一

試乗記 輸入車
ジャガー・XF「2.0 プレミアムラグジェアリー」
ジャガー・XF「2.0 プレミアムラグジェアリー」 全 12 枚 拡大写真

2008年から日本市場に導入されているジャガーのEセグメントサルーンである『XF』の2013年モデルに試乗した。試乗車は直列4気筒2.0リットルターボエンジンを搭載する2.0プレミアムラグジュアリーだ。

【画像全12枚】

2013年モデルの最大の特徴は従来搭載されていたV6・3リットルエンジンに代わり、直4の2リットルターボが搭載されたことと、ミッションが8速ATに刷新されたことにある。

エンジンを始動するとフロアコンソールに沈み込んでいる丸形のATセレクターがせり出し、シフト操作が可能な状態となる。続いてエアコンのスイッチが入っている場合は、エアコン吹き出し口のカバーが開き、ルーバーが現れる。ちょっとやり過ぎ感のある演出だが、始めて同乗した人にはなかなかインパクトのあるサプライズとなるだろう。

排気量はダウンされているが、ターボの装着によりトルクは3リットルより増えている新型2リットルエンジンは全域で太いトルクを持つ落ち着き感にあふれた特性。細かくステップの刻まれた8速ATとの相性もいい。100km/hでのエンジン回転数は8速ではわずか1300回転にすぎず、7速でも1750回転、以下6速2000回転、5速2750回転、4速3500回転、3速で4300回転であった。

Dレンジで100km/h巡航(つまり8速で1300回転)では、じつにコンフォータブルな走り。ゆったりとした走りでまさに流しているという感覚。そのままアクセルを踏み込むと4速までシフトダウンして力強い加速が得られる。この飛び段が可能なのも新しい8速ATの特徴だ。

足まわりはしっかりとしつつも、よく動くタイプのサスペンションによって、乗り心地が保たれている。装着されるタイヤは前後ともに255/35R20とかなり太く薄いが、ゴツゴツとした乗り心地は皆無で、しかもコーナーではピシッと引き締まった走りを可能にしている。

価格はもっともベーシックな2.0ラグジュアリーが595万円でトップグレードのXFRは1200万円。試乗車の2.0プレミアムラグジュアリーは694万円。XFRをのぞけば、プレミアムクラスのEセグメントらしい価格帯。フィニッシュの高級感はライバルにひけをとらない仕上がりのよさだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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