油送船とセメント船を「先進二酸化炭素低減化船」に認定 鉄道・運輸機構

船舶 行政
先進二酸化炭素低減化船基準と認定スキーム
先進二酸化炭素低減化船基準と認定スキーム 全 1 枚 拡大写真

鉄道・運輸機構は4月10日、CO2排出量を一定量低減できる「先進二酸化炭素低減化船」として、初めて油送船とセメント船の2つの船型を認定したと発表した。

「先進二酸化炭素低減化船」は、1990年代初頭の船と比較してトンマイル当たりの二酸化炭素排出量が16%以上低減化される船型を有する船舶で、内航海運のグリーン化を進めるために同機構が2010年度から認定を行っている。

これまでに499トン型一般貨物船については6船型を認定し、9隻が竣工しているが、499トン型一般貨物船以外の認定は今回が初めてとなる。

認定されたのは、3600GT型油送船(5000kl型白油タンカー)と5170GT型セメント船(7000DWT型セメント船)で、造船所は前者が熊本ドック、後者は三浦造船所。

水槽試験結果などを基に検討し、認定したもので、船舶共有建造制度の利用に当たり、「先進二酸化炭素低減化船」の要件に合致する船舶は基準利率から0.3%が低減されるほか、意欲的な船型開発には水槽試験費用の助成も実施している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る