トヨタ自動車は4月11日、「FJクルーザー」の後席アクセスドアとランプカバーなどに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2010年10月29日~2013年2月26日に製作された1万2183台。
後部アクセスドアの強閉操作を長期間繰り返すと前席用シートベルト巻き取り装置取付部が破損して巻き取り装置が脱落し、シートベルトが使用できなくなる。
また、後付けカスタマイズパーツの装飾カバーを灯火器類やシートベルトに装着すると、保安基準に抵触する。
全車両、シートベルト巻き取り装置取付部に補強ブラケットを追加する。ドアパネルに亀裂がある場合は、シートベルト巻き取り装置を新品に交換する。後付け装飾カバーについてはカバーを取り外す。
不具合の発生はなく、後部アクセスドアについては海外からの情報で、装飾カバーについては国内市場での指摘によりわかった。事故は起きていない。