【ニューヨークモーターショー13】インフィニティ QX60 …日産パスファインダーと同じ2.5直4ハイブリッド

自動車 ニューモデル モーターショー
インフィニティ QX60 ハイブリッド(ニューヨークモーターショー13)
インフィニティ QX60 ハイブリッド(ニューヨークモーターショー13) 全 8 枚 拡大写真

米国で3月27日に開幕したニューヨークモーターショー13。日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティのブースでは、新型車の『QX60』が初公開されている。

QX60は新型車とはいえ、基本的には既存のインフィニティ車の名称を変更しただけのモデル。インフィニティは2012年12月、新たなネーミング手法を採用すると発表。全車が車名に「Q」を冠することを決定した。これに従い、北米向けの7名乗りラグジュアリークロスオーバー車の『JX』は、車名をQX60に変更したのだ。

もちろん、車名の変更だけがQX60の特徴ではない。従来のJXにはなかったハイブリッドが、初設定されている。

インフィニティが「ダイレクト・レスポンス・ハイブリッド」と呼ぶシステムは、「デュアルクラッチコントロール」と称する1モーター2クラッチ方式のフルハイブリッドシステム。すでに、『M』(日本名:日産『フーガ』)や、日産『スカイライン』後継の『Q50』に、ハイブリッドを設定するインフィニティだが、QX60のシステムは、これら2車の3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを基本にしたハイブリッドとは異なる。

インフィニティQX60の心臓部は、2.5リットル+スーパーチャージャーという、日産自動車が開発した新世代のダウンサイジングハイブリッド。このシステムは、日産がニューヨークモーターショー13で発表した新型『パスファインダー ハイブリッド』と共通。スーパーチャージャーで過給した2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに、最大出力20psのモーターとエクストロニックCVTを組み合わせた。システムトータルでは、250psのパワーを引き出す。

二次電池は、新開発の小型リチウムイオンバッテリーで、3列目シートの床下にレイアウト。インフィニティによると、QX60 の3.5リットルV6ガソリン車に対して、24%の燃費向上を果たしているという。

ニューヨークモーターショー13のプレスカンファレンスには、インフィニティブランドのヨハン・デ・ナイシェン常務執行役員が登場。「QX60には、先進のハイブリッドパワートレインを積む。価格は3.5リットルV6よりも、およそ3000ドル(約30万円)高になるだろう」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る