東京ビッグサイトで4月10日開幕した「ファインテック ジャパン2013」には大小さまざまなディスプレイが展示されている。そんななか、タッチディスプレイを埋め込んだテーブルを参考出展したのがタッチパネル研究所だ。
大きさは32型で、テーブル表面が強化ガラスで覆われ、完全防水。飲み物をこぼして大丈夫だ。しかもWindows8の操作も行えるので、さまざまなことを楽しむことができる。
タッチの検出には投影型静電容量方式(PCT)を採用しているので、通常のタッチディスプレイよりも画面の色変化を抑えることが可能とのこと。また、大型のディスプレイでも安く提供できるそうだ。
「すでに各種業界から多くの問い合わせが来ている」とは同社関係者の弁だが、その用途はさまざまなことが考えられるという。例えば、カラオケボックスやレストランなどのテーブルに利用すれば、いちいち店員を呼ぶことなく注文が可能になる。
また、家庭のリビングテーブルとして使えば、スマートハウス化に大いに役立つに違いない。居間にいながら、各部屋の消費電力をチェックしたり、電気を消したりできるからだ。各業界が注目するのも頷ける。あとはコスト。通常のものよりも安いというものの、広く普及させているにはまだ高いという感が否めない。いかにコストを下げていくかが今後の課題と言えそうだ。