タクシー運転手に「いい人」ジャンパー寄贈 52万バーツを持ち主に返却

エマージング・マーケット 東南アジア

【タイ】タクシー車内に客が置き忘れた現金52万バーツが入った紙袋を運転手のタイ人男性が持ち主のタイ人夫婦に返却し、交通情報専門のラジオ局から「いい人」とプリントされた特製ジャンパーをプレゼントされた(写真)。

 このタクシー運転手は東北部スリン県出身のサティットさん(41)。9日朝、乗客のタイ人夫婦をホンダのショールーム前で下ろした後、後部座席に多額の現金が入った紙袋が置き忘れられているのに気づき、急いでショールームまで引き返し、歩道で立ち尽くしていた夫婦に手渡した。夫婦はサティットさんに謝礼として2000バーツを渡したが、動転していたため名前を聞き忘れ、ラジオ局を通じ、サティットさんに呼びかけた。サティットさんはこれを聞き、同日正午、ラジオ局に名乗り出た。夫婦が置き忘れた52万バーツは自動車の購入資金だった。

 一方、東部パタヤ市では8日、タイ風ソーセージ店経営のタイ人男性、タウィーサクさん(43)が現金9万バーツと小切手10・6万バーツが入ったかばんを路上で拾い、地元のケーブルテレビ局に通報。かばんはパタヤ警察に遺失届を出していたコメ販売店経営のタイ人男性(50)のものとわかり、この男性とタウィーサクさんの立ち会いのもと、ケーブルテレビ局で引き渡し式典が行われた。パタヤ警察は近く、タウィーサクさんを立派な市民として表彰する方針だ。

《編集部》

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