ホンダ片山常務、寄居は「高効率で最先端の環境対応工場に」

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダ 片山常務執行役員
ホンダ 片山常務執行役員 全 5 枚 拡大写真

ホンダは4月16日、今年7月に稼働開始する埼玉製作所寄居工場(同県寄居町)を 報道陣に公開し、環境対策への取り組みについて説明した。

天然ガスによるコージェネレーション(熱電併給)装置やメガソーラー(大型太 陽光発電)の導入などで、エネルギー供給力を高めるとともに、CO2の削減を図っていく。コージェネの電気出力は8370kWで、熱の利用を含む総合効率は84.8%を目指す。

ホンダ製のパネルを使う太陽光発電は合計2.6MW(2600kW)。工場のフル操業時 には必要電力量の3.7%をまかない、CO2の削減は年1200tに及ぶという。また、自然環境や生物の保護・保全のため、国内の自動車工場としては最大規模となる1.6haの「ビオトープ」も設置している。

記者会見した片山行常務執行役員は、寄居工場は「世界で年180万台の生産を計画する(次期)フィットシリーズのマザー工場になる。高効率な生産と最先端の環境への取り組みを進めていく」と強調した。

寄居工場は当初、2010年の稼働を目指して07年に着工していたが、08年秋のリーマン・ショックで、生産開始時期を2度延期した。今年7月にまず『フリード』を立ち上げ、その後、秋に全面改良して発売する『フィット』シリーズの生産に入る。能力は年25万台。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る