シンガポール車が野党支持のステッカー貼り物議

エマージング・マーケット 東南アジア

ジョホールバル在住の野党連合・人民同盟(PR)支持者の男性が、シンガポール・ナンバーの乗用車に野党支持のステッカーを貼りつけて街中を走ったために、与党連合・国民戦線(BN)支持者や警察に取り囲まれ撤去を求められる事件があった。

男性はマレーシア人だが、野党の党員ではなく一般の支持者。11日午後4時頃、シンガポールのナンバープレートを付けた車で市内の銀行に立ち寄ったところ、BN支持者がみつけ警察官も集まってくる騒ぎとなった。男性は警察官に言われるままにステッカーを撤去したという。

ステッカーの撤去を命じたことについて警察側は、シンガポールがマレーシア政治に介入していると国民に誤解され、余計な国際摩擦を引き起こすことを懸念したためと説明している。

一方、BN支持者らは、ジョホールバルのシンガポール領事館に要望書を提出し、シンガポール人がマレーシアで政治的介入を行なわないよう監督するよう求めた。同領事館は、シンガポールがいかなる他国の政治への介入も意図せず、またいかなる他国からの介入も望まないとのコメントを発表した。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  4. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  5. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  6. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  7. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  8. メルセデスベンツ『CLA』新型、48Vハイブリッドを年内欧州発売へ…IAAモビリティ2025
  9. イタルデザイン、VWのEVベースに「3ドアSUVクーペ」提案…IAAモビリティ2025
  10. ホンダの衝突試験用ダミーは1体2億円以上! では寿命は?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る