シンガポール車が野党支持のステッカー貼り物議

エマージング・マーケット 東南アジア

ジョホールバル在住の野党連合・人民同盟(PR)支持者の男性が、シンガポール・ナンバーの乗用車に野党支持のステッカーを貼りつけて街中を走ったために、与党連合・国民戦線(BN)支持者や警察に取り囲まれ撤去を求められる事件があった。

男性はマレーシア人だが、野党の党員ではなく一般の支持者。11日午後4時頃、シンガポールのナンバープレートを付けた車で市内の銀行に立ち寄ったところ、BN支持者がみつけ警察官も集まってくる騒ぎとなった。男性は警察官に言われるままにステッカーを撤去したという。

ステッカーの撤去を命じたことについて警察側は、シンガポールがマレーシア政治に介入していると国民に誤解され、余計な国際摩擦を引き起こすことを懸念したためと説明している。

一方、BN支持者らは、ジョホールバルのシンガポール領事館に要望書を提出し、シンガポール人がマレーシアで政治的介入を行なわないよう監督するよう求めた。同領事館は、シンガポールがいかなる他国の政治への介入も意図せず、またいかなる他国からの介入も望まないとのコメントを発表した。

伊藤 祐介

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