【上海モーターショー13】2億4000万人の1980年代生まれ…「豊かで自由な中国しか知らない」若者が照準

自動車 ニューモデル モーターショー
日産、中国の若者に向けたコンセプトカー「フレンド・ミー」を初公開
日産、中国の若者に向けたコンセプトカー「フレンド・ミー」を初公開 全 6 枚 拡大写真

日産『フレンド・ミー』は2リッターのハイブリッドパワートレインを持つ4座セダンのコンセプトカー。ブースの中心の一段高いステージに展示されていた。

【画像全6枚】

ステーションワゴンのようにテールゲイトが大きく開くようにも見えるが、開かれるところを見なかった。すべてのピラーをブラックアウトし、ウインドウのラインは直線主体でシャープな印象を残しているのとは対照的にボディサイドに抑揚の強い凹凸面を形作っている。

ルーフが小さなプロポーションは個性的で、クルマ全体としても新鮮な造形だ。任日産グローバルデザインセンターのリーダーシップのもとに2011年に設立された日産デザインチャイナがデザインした。

面白いのはデザインだけではなく、想定とするユーザー像だ。「これまでの価値観に囚われていない、クルマと自由に付きあおうとしている“80后(バーリンホウ)”と呼ばれる若者たちを軸にした層に訴求したい」(フランソワ・ベーコン 日産商品戦略&アドバンストプランニングゼネラルマネージャー)。

これまではドライバーだけに独占されていた運転情報が共有化され、4つの座席からもアクセスできるようになり、調整が許されていた操作も可能となった。具体的には、ナビゲーションやエンターテインメント、空調などのコントロールが各自独自に行うことができる。

日産に限らないが、各社ともにバーリンホウには注目している。1980年代生まれの現在25歳から35歳に掛けての層に向けてどうアプローチしたらよいのか。そのコンセプトワークに余念がない。なぜならば、それらの層には2億4000万人以上もの人々がひしめいているからだ。

「80后の若者たちは豊かで自由な中国しか知らない。消費にも旺盛で、目も肥えているから、親たちの世代とは異なったクルマ選びをするはずだ」(上海に拠点を置くアメリカ企業関係者)

フレンド・ミーコンセプトはその造形だけでなく、コンセプトとそこに込められた戦略が非常に興味深かった。

《金子浩久》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』次期型はプレミアムSUVに進化!? RAV4、クラウンとの差別化どうなる?
  2. 次期スズキ『ソリオ』は“走り”で逆襲! 新世代HEV採用で2027年以降登場か?
  3. テインのスズキ『エブリイワゴン』向け車高調、ローダウン2モデル・リフトアップ1モデルを一挙発売
  4. 斬新すぎるホンダの電動二輪『EV アウトライヤー・コンセプト』が世界的デザイン賞に
  5. スズキ『スペーシアカスタム』の快適性、ステアフィールを改善!テインのフルスペック車高調「フレックスZ」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. ジョイフル本田、宇都宮店にソーラーカーポート設置…ホームセンター業界最大級の発電容量1126.4kW
  5. ENEOS、米化学品メーカーTPC買収へ…ブタジエン生産能力で世界3位に
ランキングをもっと見る