世界最大の新車市場、中国において、GMに次ぐ第2位のシェアを握るフォルクスワーゲン。同社が、中国での積極的な増産計画を打ち出した。
これは4月19日、中国で開催された上海モーターショー13のプレビューイベント、「フォルクスワーゲン・グループ・ナイト」において、フォルクスワーゲンが明らかにしたもの。同社は、「2018年までに、中国での年産台数を400万台以上へ引き上げる」と発表している。
フォルクスワーゲングループの現在の中国生産能力は、年間260万台。400万台以上という目標は、今後5年間で、生産能力をおよそ1.5倍に引き上げることを意味する。
増産計画の核となるのが、新工場の建設。フォルクスワーゲングループは現在、中国で7つの新工場を計画。このうち、5つの工場は、すでに建設が開始された。
同社のマルティン・ヴィンターコルン取締役会長は、「フォルクスワーゲングループの野心的な目標達成に向けて、中国が重要な役割を果たすだろう」と述べている。