日本海事センターは、2013年1月度における、アジアから米国へのコンテナ荷動き速報値を、4月24日に発表した。
速報によると、アジアから米国への往航のアジア全体では、前年比3ヶ月連続ぶりの増加となる2.2%増の119万1000TEU。1月としては過去最高の荷動き量を更新した。
国別では、日本積が第1位(2011年の年計ベースの各国・地域の品目別順位、以下同様)の「自動車部品」(前年比24.3%増)、第2位の「車両機器及び部品」(同0.3%増)が前年比3ヶ月ぶりの増加となったことなどにより、同3ヶ月ぶりの増加となる12.8%増の5万3000TEUであった。(アジア全体のシェアは4.5%)。
韓国積は、第1位の「一般電気機器」(前年比59.7%増)が前年比4ヶ月ぶりの増加、第2位の「自動車部品」(同30.1%増)は同11ヶ月連続で10%を超える増加となったことなどにより、同3ヶ月ぶりの増加となる8.9%増の6万TEU(アジア全体のシェアは5.0%)。
中国は、前年比3ヶ月ぶりの増加となる0.4%増の81万TEU(アジア全体のシェアは68.0%)。
このアジア主要3カ国を整理すると、伸び率では日本の12.8%がトップ、次いで韓国の8.9%、中国は0.4%の微増に終わっている。
しかしその占有率では、中国の68.0%(81万TEU)、韓国5.0%(6万TEU)、日本4.5%(5万3000TEU)と、順位は逆転すると同時に、依然として中国が圧倒的なシェアを占めている。