ピレリがタイヤバーストの原因を徹底調査

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ピレリがタイヤバーストの原因を徹底調査
ピレリがタイヤバーストの原因を徹底調査 全 4 枚 拡大写真

バーレーンGPのフリー走行でルイス・ハミルトンのドライブするメルセデスAMGで発生したタイヤバーストは、デブリ(異物を踏んだ事)が原因ではないとの指摘が出る中、ピレリは破損した左リヤタイヤの徹底調査を目指している。

ピレリは当初、タイヤバーストの原因はほぼ同じ場所で発生したヴァンデルガルデ(ケータハム)と同様、金属の破片によるものと考えていた。一方、メルセデスAMGはこの一件による車体損傷によってギヤボックス交換を余儀なくされ、ハミルトンはグリッド5位降格の処分を受けた。

今回のタイヤバーストは一般的なパンクチャーとは異なることを認識したピレリは、破損したタイヤをミラノに運び、デブリが原因であるかどうかの確認作業を行っている最中だ。

ピレリのモータースポーツ部長ポール・ヘンベリーは、ハミルトンのタイヤは徹底調査を行う必要があると認める一方で、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がレースで2度も経験したタイヤバーストは、全面的にデブリが原因だと説明した。

「ハミルトンのタイヤに異常が発生した原因はまだ良くわかっていません。それを確かめるためには詳細な検査が必要です。オーバーヒートを除くと、原因として考えられる根拠がほとんどないのです。今わかっていることは、ヴァンデルガルデの場合はタイヤの大きなカットを受けているという事実だけです。また、マッサのパンクチャーが単純明快であるのに対し、ハミルトンの一件はクエスチョンマークを付けざるを得ません」

ピレリは、移動検査室を保有しておりすべてのグランプリに持ち込んでいるが、ヘンベリーは具体的な対策を執るのは本社での詳細な鑑識調査を実施して結論を得てからになると語る。

「破片はすべて研究室に持ち帰り、徹底的に調査しています。その結果、われわれの当初の判断が裏付けられるかもしれないし、タイヤの仕様に変更を加えるべき証拠が見つかるかもしれません。とにかく調査は徹底的に行います。いかなる事故もピレリは軽視しません」

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る