ホンダが発表した2013年3月期の連結決算は、最終利益が前年同期比73.6%増の3671億円と大幅増益となった。
売上高は同24.3%増の9兆8779億円。東日本大震災、タイにおける洪水被害からの回復による四輪事業の売上高の増加、為替換算による売上高の増加影響などにより、大きく数字を伸ばした。
四輪車売上げ台数は、北米やアジアで前期比3割以上のプラスとなるなど、全地域で数字を伸ばし、同29.2%増の401万4000台だった。二輪車の売上げ台数は、国内や欧州は不振だったものの、北米やアジア地域で増加し、同2.9%増の1549万4000台だった。汎用事業では、北米地域やアジア地域で増加し、同4.3%増の607万1000台だった。
営業利益は、売上変動及び構成差に伴う利益増やコストダウン効果で同135.5%増の5448億円となった。税引前当期時純利益が同89.9%増の4888億円だった。
今期の業績見通しは、売上高を前期比22.5%増の12兆1000億円、営業利益は同43.2%増の7800億円、税引前利益は同59.5%増の7800億円、当期純利益は同58.0%増の5800億円とした。