コナカグループ、ISS宇宙船内服開発技術を活用した消臭シャツを発売
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新商品は、ISSの宇宙船内服開発に用いたナノテクノロジーを、衣料品に応用したアンモニア消臭機能加工の織・編物生地。ISS内では衣料品を洗濯することができないため、臭いによる不快感が問題になっていた。
「臭い」の問題を解消するため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が支援する開発プロジェクト「JAXA COSMODE PROJECT」により、東レ・J-SPACEが開発した消臭加工技術をベースに、洗濯耐久性を付加し、地球素材へ応用したのが「ムッシュオン・ファブリック」だ。
一般的に使用される表層加工ではなく、繊維をナノスケールで内部改質することにより、耐久性と即効性の高い消臭素材を実現した。
汗臭の主因となるアンモニアの臭いを素早く抑制する効果がある。アンモニア消臭率80%(初期値)で、以降も70%以上を維持する。抗菌・防臭効果も併せ持ち、臭いの発生原因となる繊維上にいる細菌の増殖を抑える。
ベース素材はポリエステル100%素材のハイブリッドセンサー(国内生地)となっている。年間2万枚の販売を計画している。
価格は3990円。
《レスポンス編集部》