【NASCARスプリントカップ 第9戦】ケビン・ハーヴィック、リスタートの機を生かして今季初勝利[写真蔵]

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リッチモンド・インターナショナル・レースウェイ
リッチモンド・インターナショナル・レースウェイ 全 18 枚 拡大写真

NASCARは4月27日、リッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われたトヨタ・オーナーズ400で、No.29リチャード・チルドレス・レーシングのケビン・ハーヴィックが、クリント・ボウヤーを僅差で下して今季初勝利を飾ったことを発表した。

ハーヴィックはクリント・ボウヤーをわずか0.343秒差で打ち負かし、今シーズンのスプリントカップシリーズでの勝利を収めた。またこの勝利は彼自身にとってリッチモンドでの3度目、キャリアでの20度目の勝利となった。

ジョエイ・ロガーノが3位に入賞し、そしてパブロ・モントーヤが最後のコーションまでリードした後、4位でフィニッシュラインを越え、さらにジェフ・バートンが最後の2ラップを古くなったタイヤのまま走り抜いて5位に入賞した。

ブライアン・ビッカーズが第3ターンでウォールに衝突し、レースで11度目のコーションが出された時、ハーヴィックは396ラップ目にピットに戻りってフレッシュなタイヤに交換した。そして405ラップ目のリスタートの後、古いタイヤのままレーストラックに残っていた3人のドライバーを難なく処理した。

「自分の車は(ピットから)放たれてから第1コーナーに戻ることが出来て、そこからはベストの結果を望んだ。4本・・・8本・・・12本くらいのタイヤが自分のタイヤより古くなっていることは、無いよりはましだと思った」と勝利したハーヴィックは語った。

最後のコーションの間にピットに戻ってタイヤを交換する決定は、ハーヴィックとクルーチーフのギル・マーティンにとって考えるまでもなかった。

「タイヤが(ラップタイムで)ほぼ2秒落ちた時、ピットに戻って新しいタイヤに交換しなければならない。それほど多くのドライバーがコースに残っていたわけではない。今夜は全てうまく行った。我々は今年、別のサイドにいたので、ビクトリーレーンにいるのは素晴らしいことだ」とマーティンは語った。

ボウヤーは113ラップをリードしたが、最終的に彼はハーヴィックを追従する車を持っていなかった。

「我々は良い車を持っていたが、ただ素晴らしい車ではなかった。我々はかなりスロットルがきつかったようだ。レースの終わりは本当にワイルドだった。自分は最後のリスタートでボトムにいれて幸運だった。自分の前で彼等は穴を作り始め、海が割れた。そしてハーヴィックの後ろから追従しただけだ。それは良い走りだった」とボウヤーは語った。

■NASCARスプリントカップ第9戦、トヨタ・オーナーズ400結果

1.ケビン・ハーヴィック(シボレー)
2.クリント・ボウヤー(トヨタ)
3.ジョエイ・ロガーノ(フォード)
4.パブロ・モントーヤ(シボレー)
5.ジェフ・バートン(シボレー)
6.カール・エドワーズ(フォード)
7.マット・ケンゼス(トヨタ)
8.アリック・アルミロラ(フォード)
9.カート・ブッシュ(シボレー)
10.デイル・アーンハート・Jr(シボレー)




29・ダニカ・パトリック(シボレー)

《河村兵衛》

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