かつてベネトンとルノーでチーム代表を務めたフラビオ・ブリアトーレが久々にF1に関する発言を行った。ただし、「F1復帰は儲かりそうもないから考えていない」と語っている。
2003年に発生したレース中の故意のクラッシュ指示事件に連座し、一時はF1界から追放されたブリアトーレの処分は、アピールを経て撤回されているが、今回ブリアトーレ本人はF1の世界に戻りたいというモティベーションはないとモナコのレストランで答えた。
「私はF1の世界に戻りたいとは思っていない。息子が生まれて、今は三歳だ。他にもビジネスや投資など様々な用事があって、一日20時間も働く忙しい身の上なんだ。ここモンテカルロで経営しているレストラン、シプリアーニは市内でも人気の店だ」
「私はF1で20年も仕事をし、その間に2つのチームで7つのタイトルを手に入れた。さらにアイルトン・セナと並ぶ才能を二人発掘した。ミハエル・シューマッハとフェルナンド・アロンソだ」
「私はF1の事情を知り尽くしている。いま、F1チームを経営してもまったく儲けにならないこともわかっている。これが私がF1復帰を望まない理由だよ」
レース現場復帰の願望はないというブリアトーレだが、バーニー・エクレストンとは常にコンタクトしてスポーツの最新事情を集めていることは認める。
「バーニーとは頻繁に話をするよ。ほとんど毎日、F1関係者の誰かと話をしているよ。でも、昔の生活に戻りたいと思うことはないね」