【上海モーターショー13】シトロエンDS系デザイン統括ティエリー・メトロス氏「デイタイムランニングランプはDSラインの目印」

自動車 ニューモデル モビリティ
シトロエンDS ワイルドルビー
シトロエンDS ワイルドルビー 全 8 枚 拡大写真

「ヨーロッパでDSは“ライン”という位置づけだが、中国では“ブランド”だ」と、シトロエンでDS系車種のデザインを統括するティエリー・メトロス氏は語る。その違いは何かと言えば、中国には“DSストア”と呼ぶ専売店があることだ。

【画像全8枚】

昨年6月に『DS3/4/5』を中国で発売するにあたり、“DSストア”の一号店が南京にオープン。今年4月時点ですでに26店舗が営業している。長安汽車とPSAの合弁新工場が年末からDS5の現地生産を始めるので、それまでに70店舗まで増やす計画だ。

もともとDSラインはCラインよりプレミアムな位置づけだが、中国では専売店でブランド価値を高めるカスタマーサービスを展開できる。それがあるからこそ「DSはブランド」なのだ。当然、今回の上海ショーではDS独自のブースを構えた。

デザインも今後は「Cラインとの差異化をより明確にしていく」とメトロス。以前はCラインも含めてシトロエン全体のデザインを指揮していた彼だが、CラインとDSラインそれぞれの方向性を定めたのを機に、去年からDSに専念している。

そのDSラインの新たなデザインの方向性を示すのが、今回ワールドプレミアとなったSUVコンセプトカー、『ワイルドルビー』である。筋肉質的で力強いフォルムとランプなどの繊細なディテールのコントラストが、DSらしさのひとつのポイント。ヘッドランプに内蔵したコの字を描くデイタイムランニングランプは、今後のDSラインの目印になるという。

ワイルドルビーの量産型は来年中にはデビューの予定。コンセプトカーと同じプラグイン・ハイブリッドが搭載されるかどうかは不明だが…。

DSのブースでは職人がステアリングに革を巻くなど、クラフトマンシップのデモンストレーションも行われ、観衆の注目を集めていた。これもブランド価値を高める努力と言えるだろう。

《千葉匠》

千葉匠

千葉匠|デザインジャーナリスト デザインの視点でクルマを斬るジャーナリスト。1954年生まれ。千葉大学工業意匠学科卒業。商用車のデザイナー、カーデザイン専門誌の編集次長を経て88年末よりフリー。「千葉匠」はペンネームで、本名は有元正存(ありもと・まさつぐ)。日本自動車ジャーナリスト協会=AJAJ会員。日本ファッション協会主催のオートカラーアウォードでは審査委員長を務めた。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  2. トヨタ『カローラクロス』次期型は「RAV4」似に? 最終デザインはこれだ!
  3. 三井金属の固体電解質「A-SOLiD」、全固体電池に採用決定…2027‐2028年の実用化めざす
  4. パナソニック ホールディングス・人事情報 2026年4月1日付・6月22日付
  5. トヨタ「究極のGRカローラ」世界初公開、『GRMNカローラ』2027年日本発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. 【調査レポート】自動車パワートレインの現実解(米・欧・中・日・印)~BEV踊り場におけるPHEV・合成燃料の再評価~
  4. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  5. メンテナンスパック「SUBARU Care Passport」、13項目選べる付帯サービス…7万8144円から
ランキングをもっと見る