【INDYCAR】鉄人トニー・カナーン、右手靭帯損傷にも関わらずサンパウロ戦出場

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トニー・カナーン
トニー・カナーン 全 4 枚 拡大写真

インディカーは4月29日、トニー・カナーンが4月21日に行われたトヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチでのクラッシュで右手の靭帯を損傷したにも関わらず、5月5日に行われるイタイパーバ・サンパウロ・インディ300に出場することを明らかにした。

KVレーシング・テクノロジーのトニー・カナーンはブラジル人。ホームレースで200回連続出場を記録することとなる。

KVレーシング・テクノロジーの共同オーナーであるジミー・バッサーは、インディカーでの211連続スタートの記録を保持しており、カナーンはあと12レースの連続出場でその記録を越える。

「ただ幸運だった。一つには(レーシングドライバーとして)雇われてレースし続け、二つには怪我をしないこと。これらの2つのファクターが自分にとって幸運に働いた」とバッサーは語る。

「1996年にレースに欠場するかもしれない機会があった。デトロイトで激しいクラッシュをした時、めまいがした。そして次の週にオハイオでテストを行ったがピットにかろうじて戻るのが精一杯だった。(めまいのせいで)全てがアップサイドダウンだった。1週間から2週間のオフがあったので、ポートランドでカムバックすることができた。もし次の週にレースがあったとしたら、おそらく欠場になっていただろう。事故を避けることはできないかもしれないが、トニーは他のドライバーから見て接近したレースができ、さらに信用できるドライバーの1人だと思う」とバッサーは付け加えた。

スコット・ディクソンの141回連続出場と、マルコ・アンドレッティの117回連続出場の2人だけが、100回以上の連続出場記録を持つアクティブなドライバーである。

「全ての記録は破られるためにある。『鉄人』の呼び名はトミーにこそふさわしい。僕はトニーがしたように鉄人レース(トライアスロン)に挑戦したこともないし、誰もジムで僕の姿をそれほど多く見ることはない」とバッサーはジョークを交えながら語った。

《河村兵衛》

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