マレーシア労働組合会議(MTUC)は5月1日、「レイバー・デイ」の記念集会を開催し、9項目から成る政府への要望を発表した。
5月5日に予定されている総選挙後に速やかにこれらの条件を満たすよう求めている。
項目は▽アウトソーシングおよび契約による雇用システムの廃止▽雇用の保障▽民営化の撤廃▽政府間の取り決めを通じてのみ外国人労働者を雇用する▽低所得の労働者向けの低価格住宅の建設▽人種や性別、宗教に基づいた差別的な雇用慣行の撤廃▽連邦憲法の尊重、および法律改正により労働組合結成の自由、表現の自由を制限しない▽労働者の生活の質に脅威を与えるような抑圧、行動をしない--など。
MTUCによると、雇用主が最低賃金の導入を延期していることなども問題だという。集会には21の労働組合に属するおよそ700人が参加した。