商船三井、SMBCサステイナビリティ評価融資の第1号に認定

船舶 企業動向

商船三井は、三井住友銀行が取り扱いを開始した「SMBCサステイナビリティ評価融資」の第1号適用会社に認定され、同評価に基づく融資を受けたと発表した。

同社は、環境・社会・企業統治に関して網羅性に優れた情報開示とサステイナビリティへの取り組みの両面で評価された。

具体的には、次世代船構想「船舶維新」プロジェクトで、環境負荷低減に大きく貢献する船舶の開発を推進していることや、2012年6月に太陽光発電システムとリチウムイオン電池を組み合わせた、ハイブリッド自動車船を就航させたことなどの環境取り組みが高く評価された。

同社では今後も、高効率排熱エネルギー回収システムを搭載した大型鉄鉱石専用船や大型ばら積み船を竣工する予定。

また、海賊行為の根絶とソマリア情勢の安定化に向けて、国連開発計画のソマリア支援プロジェクトに共同参加するなど、グローバル・コミュニティにおける社会的課題解決に貢献するとともに、世界最高水準の安全運航を目指していることも高く評価された。

更に中期経営計画に基づいてCSR取り組み目標を策定、コンテナ船部門で、輸送品質の向上に向けてサービス指標(KPI)とその目標値を設定するなど、定期的な進捗管理を行っている。これらの取り組みも評価された。

同社では、世界の人々の暮らしや産業を支えるという海運が担う社会的使命のもと、世界最高水準の安全運航、地球環境保全への貢献などを通じて、海運企業としての社会的責任を果たしていくとしている。

《レスポンス編集部》

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