マレーシア与党勝利で成長重視政策を継続、ムーディーズ

エマージング・マーケット 東南アジア

与党連合・国民戦線(BN)の政権維持が決まった総選挙結果を受け、格付け会社の米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは5月7日、マレーシア・ソブリン債の格付けにはプラスで、経済成長重視の政策継続を保証するものとの見解を示した。

具体的には、民間投資の回復で成果のあった経済改革プログラム(ETP)に基づく開発計画の継続、さらには加速が見込めるという。

しかし今年度予算に盛り込んだ援助計画、また選挙公約を守る必要から、財政引き締めのペースは鈍る可能性があるという。

総選挙での得票率は野党連合が51%とBNを上回っており、ムーディーズは「物品・サービス税(GST)の導入は政治的に困難で、補助金制度の改革の方が妥当と考えられる」との認識を示した。

同社はマレーシア国債に対するトリプルAの格付けを維持した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  6. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  7. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  8. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  9. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  10. マツダ、トランプ関税直撃、通期予想純利益8割減、毛籠社長「あらゆる手段を講じても黒字を確保」【新聞ウオッチ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る