クラリオンが5月8日発表した2013年3月期通期連結決算は、営業利益が前年同期比59.2%減の32億1000万円で、大幅減益となった。
国内及び東南アジアの新興国でのOEM市場を中心とする売上伸長はあったものの、欧米市場での売上減少等により、売上高は同5.0%減の1772億8800万円となった。
損益面では、高価格製品の装着率の低下や開発費用の増加等により、経常利益は同53.8%減の33億2600万円となった。また、直近業績を考慮して回収可能性を検討した結果、繰延税金資産の一部取り崩しを行い、最終利益は同82.0%減の13億5800万円となった。
今期の業績予想は、連結売上高が前期比8.9%増の1930億円、営業利益が同15.2%増の37億円、経常利益が同9.8%減の30億円、最終損益は同3.0%増の14億円となる見通し。