WRC、オジエ「コックからメカニックまで全員が大切」

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セバスチャン・オジエ
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5月9日、現在チャンピオンシップでトップに立つフォルクスワーゲン・ポロRのフランス人ドライバー、セバスチャン・オジエのインタビューをWRCが公開した。

質問:「ステージが始まる30秒前に何をしますか?」

オジエ:「シートベルトを点検して、新鮮な空気を得るためにドアをできるだけ長く開けておく。残りの時間は全て集中力を高めることに費やす。ジュリエン(副ドライバー)と僕はスタートの前の数秒間、お互いに話さないようにする傾向がある。なぜなら2人とも何をすべきか知っているからだ」

質問:「副ドライバー以外で、チームの最も重要なメンバーは誰ですか?」

オジエ:「ラリーはチームスポーツだ。だから成功する為にはコックからメカニックまで皆が大切だ。だがフランコイス-ゼビアー・デメイソン(フォルクスワーゲンの技術管理者)は僕にとって大切だ。なぜなら彼はポロの父親のようなもので、またフランス人だからだ。だから彼と時々フランス語で会話するのは快適だ」

質問:「迷信深いですか?もしそうなら何か幸運のおまもりのようなものを車に持ち込みますか?」

オジエ:「全くそんなことはない。何も車に持ち込まないし、何もいらない。それはただ余分な重量になるだけだ」

質問:「WRCのどのステージが好きですか?理由は?」

オジエ:「それは難しい質問だ。なぜならWRCには多くの素晴らしいステージがあるからだ。舗装路ならおそらくモウリネット(ラリーモンテカルロ)と砂利道ならフィンランドのオウニンポウヤだろう。スピードとジャンプは、ドライブするのに大きな楽しみとなる」

質問:「WRCも最も難しいステージは何ですか?理由は?」

オジエ:「それも簡単な質問ではない。今年はこれまでのところ、ラリーモンテカルロのバーゼットからセント・マーシャルだと言えるだろう。特に氷と雪の上でのスリックタイヤは困難だ」

質問:「WRCのキャリアの中で何が最も素晴らしい瞬間でしたか?」

オジエ:「今年のスウェーデンでの勝利だ。それはただ完璧なラリーで、フォルクスワーゲンとの最初の勝利だったからだ。僕達はセバスチャン・ローブと激しく戦って、彼から多くのプレッシャーを受けた。だから僕達はどこであっても全力で走らなければならなかった。そして2010年のポルトガルでの初勝利も、いつも僕の心の中に特別な場所を持っている」

質問:「WRCで競っていなかったとしたら、どのWRCドライバーになりたいですか?理由は?」

オジエ:「おそらくグループBカーのアリ・バタネンだろう。そして彼のようにパイクスピークにチャレンジしたい。あの頃にドライブするのは驚くべきフィーリングだっただろう」

質問:「あなたのキャリアで何が最も怖かった瞬間ですか?」

オジエ:「2011年のラリーモンテカルロでのクラッシュだ。160キロのスピードで車のコントロールを失い、木に向かっている時にできることの全ては、凄く悪いことが何も起こらないことを望むだけだ」

質問:「これまでにもらった中で何が最高の誕生日のプレゼントでしたか?」

オジエ:「8才の時にもらった最初のカートだ。僕の父は僕の砂利道での運転の最初の経験の為に、僕たちの小さな村の道を閉鎖しなければならなかった(笑)」

質問:「もしWRCのドライバーでなかったら何をしていますか?」

オジエ:「勿論、何かスポーツに関することだろう。僕はどんな種類のスポーツでも好きだ。たぶんプロのスキーヤーかも知れない。それは僕の大好きなスポーツの1つで、ラリーをする前に、僕はそれほど悪くなかった」

《河村兵衛》

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