5月10日午後1時25分ごろ、東京都足立区内の区道で、信号待ちのために停車していたタクシーに対し、後ろから進行してきた大型路線バスが追突する事故が起きた。この事故でタクシーの運転者と、バスの乗客7人が負傷している。
警視庁・西新井署によると、現場は足立区新田3丁目付近で片側1車線の直線区間。74歳の男性が運転するタクシーが信号待ちのために停車していたところ、後ろから進行してきた大型路線バスが追突した。
双方の車両は小破。バスの乗客乗員25人のうち、客7人が車内で転倒するなどして打撲などの軽傷。タクシーの運転者も頚部打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容された。警察はバスの運転者から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。
聴取に対してバスの運転者は「前方の信号が青になったので、止まっていたタクシーが発進すると思っていたが、発進しなかったので追突した」などと供述しているようだ。警察では見込み運転が事故につながったものとみて、発生の経緯を詳しく調べている。