JVCケンウッド、シンワの株式を追加取得して子会社化、車載事業を強化へ

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JVCケンウッドは、香港の車載機器事業会社のシンワ・インターナショナル・ホールディングスを子会社化すると発表した。

JVCケンウッドは昨年4月、中国市場で強みを持つシンワの発行済株式数の45.0%を取得したが、今年6月3日付けで、シンワの董事長である内藤喜文氏から16.0%を取得することで合意した。JVCケンウッドのシンワへの出資比率は61.0%となるため、連結子会社とする。

JVCケンウッドは、内藤氏と昨年4月、3年以内にシンワ株式の31.0%を譲り受けることで合意していた。JVCケンウッドは、車載用メカ事業の規模拡大や販売ネットワークの拡大など、車載機器事業の強化を加速するため、早期に連結子会社化を実施する。

JVCケンウッドは2015年4月20日までにシンワの発行済株式数の15.0%を追加取得し、シンワ株式の所有割合を76.0%とする。

今回の株式取得でJVCケンウッドとシンワの両社は、共通する車載用メカ事業を強化し、新興市場、特に高い成長が見込まれる中国市場での事業拡大・強化を目指す。

一方、JVCケンウッドはシンワの子会社化に伴って2014年3月期の通期業績見通しを上方修正した。売上高は前回予想より200億円増となる3300億円、営業利益が10億円増の110億円、経常利益が5億円増の60億円となる見通し。純利益は30億円で据え置いた。

《レスポンス編集部》

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