JTBパブリッシング、電子書籍「時刻表復刻版」第3弾を配信…投票で復刻号を決定

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電子書籍「時刻表復刻版」第3弾として配信された1986年11月号。国鉄最後の大規模ダイヤ改正時に発行された。
電子書籍「時刻表復刻版」第3弾として配信された1986年11月号。国鉄最後の大規模ダイヤ改正時に発行された。 全 4 枚 拡大写真

月刊誌「JTB時刻表」を発行しているJTBパブリッシングは5月16日、電子書籍「時刻表復刻版」シリーズの第3弾として1975年3月号、1978年10月号、1986年11月号、1988年3月号の配信を開始した。

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「JTB時刻表」は、JTBの前身である日本旅行文化協会が1925年4月に刊行した鉄道省運輸局編纂「汽車時間表 附汽船自動車発着表」が起源。後に「国鉄監修『交通公社の時刻表』」となったが、1987年4月の国鉄分割民営化に伴い国鉄監修ではなくなり、1988年11月号から現在の「JTB時刻表」に改題した。現存する時刻表では最も古く、2009年5月号で通巻1000号を迎えた。

時刻表のバックナンバーは鉄道の歴史を調べる上での重要な資料となることから、これを収集する時刻表マニアや研究家も多く、JTBも復刻版としてバックナンバーを何度か再発行している。2011年には1964年10月号と1968年10月号を電子書籍として初めて配信し、翌2012年にも1925年4月号、1961年10月号、1964年9月号を配信した。

第3弾となる今回は、復刻する時刻表を一般からの投票によって決めた。得票数1位は、国鉄最後の大規模なダイヤ改正が行われた時に発行された1986年11月号。2位は青函トンネル開業時の1988年3月号、3位は山陽新幹線岡山~博多間延伸開業時の1975年3月号と1978年10月ダイヤ改正号だった。

価格は各1500円。廣済堂が運営する電子書店アプリケーション「BookGate」で先行して配信している。Google運営の「Google Play Books」からも後日配信する予定。

《草町義和》

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