トヨタ自動車、自動車リサイクル法に基づく2012年度再資源化の実績を公表

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車本社
トヨタ自動車本社 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、自動車リサイクル法に基づく、ASR(自動車シュレッダーダスト)・エアバッグ類・フロン類の特定3物品の2012年度(2012年4月~2013年3月)再資源化等の実績を公表した。

自動車リサイクル法において、自動車メーカー等は特定3物品の引取り、リサイクル・適正処理の義務を担っている。同社は、ASRについては豊通リサイクルに、エアバッグ類およびフロン類については業界共同で設立した自動車再資源化協力機構に業務委託し、全国における特定3物品の引取り・リサイクル・処理を適正かつ効率的に行っている。

その結果、トヨタの2012年度再資源化等実績は、ASRの引取りが78万台、重量にして17万トンで、うち16万トンを再資源化した。ASR再資源化率は通年で約94%となり、2007年度より継続して2015年度法定基準70%を大幅前倒しで達成、車両のリサイクル実効率に換算すると約99%の結果となった。

また、エアバッグ類の引取りは55万台(203万個)で、回収での再資源化率は94%と、法定基準85%を上回る水準を確保した。フロン類についても適正に破壊処理を行った。

同社が特定3物品の再資源化等に要した費用総額は、社内のシステム関連費、専任人件費を含めて78億6000万円。資金管理法人から払渡しを受けた顧客からの預託金総額85億6000万円を7億円下回った。これにより、自動車リサイクル法施行後の2004年度からの累計収支は7億4000万円の赤字から3000万円の赤字に減少した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る