ユニプレスは、1.2Gpa級高成形性超ハイテン材を使用した車体骨格部品を日産・インフィニティ『Q50』向けに供給を開始したと発表した。
今回、日産自動車より受注した1.2GPa材部品は、今年北米で発売されるインフィニティ Q50のセンターピラーインナーとフロントルーフレールの2部品。
量産にあたっては設計段階より高度なシミュレーション技術を活用し、スプリングバック予測技術や予備成形技術などのプレス技術と独自の通電条件設定などによる溶接技術により実現した。
特にセンターピラーインナーは、1.2GPa材を含む材質・板厚の異なる2種類の鋼板を接合させる「テーラードブランク工法」を用いた部品で、同工法を採用したのはユニプレスが世界初となる。