2011年、経営破綻したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。同社の元最高経営責任者が、詐欺の疑いで逮捕されたことが判明した。
これは5月20日、スウェーデン検察が明らかにしたもの。サーブの元重役の3名について、「会計上の詐欺罪で逮捕した」と公表している。
当局が逮捕したのは、元サーブのCEO、Jan-Aake Jonsson氏と、同じく元サーブのCFO(最高財務責任者)のKarl-Gustav Lindstroem氏を含む3名。
3名は2010年から2011年にかけて、税金を逃れる目的で、会計を不正に操作した疑いが持たれている。
サーブは2012年6月、ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)社が買収。NEVS社の下で、新生サーブブランドはEVを含めた新型車の開発を目指している。