スバル XVハイブリッド に搭載のエコクルーズコントロール、その制御と動作は

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ステアリングに準備された「ECO-C」スイッチ。「S/Iドライブ」もここに移設されている
ステアリングに準備された「ECO-C」スイッチ。「S/Iドライブ」もここに移設されている 全 7 枚 拡大写真

スバルXVハイブリッドに搭載されるアイサイトには、新たに「ECO-C(エコクルーズコントロール)」が組み合わされる。これは、「アイサイト」とハイブリッドシステムを協調制御させるシステムで、動作時は最大で約10%程度の燃費向上が期待できる新装備だ。

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スバルXVハイブリッドのJC08モード燃費は20.0km/リットルと発表されており、これはノーマルのXV(同15.8km/リットル)との比較で約27%ほど向上している。ただ、昨今のハイブリッド車と比べても決して数値的に優れているとは言えない。その理由は「スバルらしい“走り”が期待できるハイブリッド車」を実現するためで、あえて駆動系にプロペラシャフト付きAWDを採用したりするなど、XVハイブリッドでは燃費向上よりもドライブフィール向上を優先した結果がこの数値というわけだ。

そんな中、燃費向上のための秘策がXVハイブリッドのアイサイト搭載車には組み合わされていた。それが冒頭に述べたアイサイトとハイブリッドシステムの強調制御を行う『ECO-C(エコクルーズコントロール)』である。ステアリングスポーク右側アイサイトのコントロール部に併設された「ECO-C」スイッチを押すと動作状態となり、アイサイトの追従クルーズコントロールを行いながら燃費向上が図れる。つまり、このモードに入っていれば、誰が運転しても燃費を優先した運転が可能になるというわけだ。

「ECO-C」動作で約10%の燃費効果を発揮するための制御は以下の3つだ。

1つめが「EV遷移条件制御」。EVモードに入る速度は通常40km/h以下で設定されているが、ECO-C動作時はアクセルを緩めると80km/h以下にまで速度域がアップする。バッテリー残量やエアコンの動作状況にも左右されるが、これで約3%ほど燃費が向上するという。

2つめは「エアコン制御」。エアコンの温度設定をやや緩慢にし、内外気切り替え制御の温度設定も見直すことでコンプレッサーの作動頻度を低減。燃費は約2%ほど向上する。夏場の街地走行ではやや暑さを感じるようになるかもしれないが、クルーズ走行中ならそれほど気にならないレベルで抑えているという。

そして3つめは「追従クルコン制御による改善」で、走行時のアクセル開度を調整し、追従時の加減速を穏やかにする。この燃費効果は最も大きく約5%ほどの燃費効果が可能だという。もともとアイサイトはスムーズな追従性能が自慢だが、それがより穏やかな動作になるのだ。

「ECO-C」動作時は、メーター内ディスプレイやダッシュボード中央のMFD(マルチファンクション・ディスプレイ)にも表示。操作はアイサイト動作時に「ECO-C」スイッチを押すだけの簡単さだ。アイサイトを試すとその制御の見事さに驚きを隠せないが、それに加えて燃費向上までも可能になるこの「ECO-C」に期待したい。

《会田肇》

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