三菱重工、シンガポール新交通システムの輸送力増強工事を受注…2両編成に増強

鉄道 企業動向
全自動運転車両(APM)の「クリスタルムーバー」。
全自動運転車両(APM)の「クリスタルムーバー」。 全 2 枚 拡大写真

三菱重工業は5月22日、シンガポール北東部の新興住宅地であるセンカンとプンゴルを走る新交通システムの輸送力増強工事を、三菱商事と共同で同国陸上交通局(LTA)から受注したと発表した。受注額は約120億円で、2016年の完成を予定している。

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シンガポールのセンカン線とプンゴル線は、地下鉄北東線の2駅と住宅地を結ぶ約22kmの支線。機種はゴムタイヤ駆動の車両が専用の通路を走る新交通システムで、三菱重工が開発した海外都市交通向け全自動運転車両(APM)の「クリスタルムーバー」を採用している。三菱重工と三菱商事が1998年に受注し、2003年に開業した。

両線とも現在は1両で運行されているが、最近は利用者の増加で輸送力を増強する必要に迫られていた。こうしたことから、2両編成での運行が可能な新車16両と、既存車両41両のうち16両の改造、変電設備の電力容量増強、信号設備の位置や運転制御システムの変更などを三菱重工と三菱商事が受注。三菱重工は車両や信号などの設計と機器の供給、据付工事、試運転を担当する。

三菱重工は両線のほか米国、香港、シンガポール、韓国、ドバイで空港向けAPMの納入実績がある。日本でも東京臨海新交通臨海線(新交通ゆりかもめ)向けの新車108両を2010年に受注。2011年にはマカオ向けの軌道系交通システム一式を受注している。

三菱重工は今回の受注について「開業以来の安定した運行実績やアフターサービス対応などが高く評価されたことによるもの」とし、今後も受注拡大に向けて積極展開を図っていくとしている。

《レスポンス編集部》

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