【新聞ウォッチ】1ドル103円台、「もう運べません」トラック業者の悲鳴

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年5月23日付

●NY円一時103円61銭(読売・1面)

●訪日外国人初の90万人台、4月円安で割安感(読売・9面)

●金利高騰、日銀が抑制策 黒田総裁「完全抑制はできず」(朝日・1面)

●ソニー電機中心を強調(朝日・11面)

●川重、二輪生産を国内移管、中型車、タイの1万4000台、円安で輸出採算改善(日経・13面)

●ホンダ、原付きバイク5種発売(日経・13面)

●決算番付2013 経常増益率、自動車が急回復(日経・15面)

ひとくちコメント

上場企業の2013年3月期決算発表がほぼ終了。円高修正の追い風が企業業績にどう影響したのかも興味深いが、日経が投資・財務面に「決算番付」というタイトルで収益率などのランキングを連載している。

きょうは「経常増益率」を番付しているが、1位はLIXILグループの3.3倍、2位は僅差でトヨタ自動車の3.2倍。3位は富士重工業で2.7倍、自動車関連では6位に日野自動車、7位にホンダ、11位にデンソー、12位に三菱自動車、13位にいすゞ自動車と続く。

一方、22日に掲載した「増収率」では、自動車メーカーでは富士重工が7位でトップ。8位にホンダ、9位に豊田合成、トヨタは12位、いすゞが13位、日野が16位など、「経常増益率」とともに、自動車関連のランキング入りが際立つ。

22日の米欧外国為替市場では、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けて、円相場が急落し、一時1ドル=103円61銭と、約4年7カ月ぶりの安値を付けた。

円安という“あぶく銭”の恩恵は自動車メーカーなどには大きいが、きょうの朝日などには「もう運べません。燃料高騰でトラックが止まる!」というキャッチフレーズでトラック運送業者の団体の意見広告が掲載されている。トラックのメーカー栄えて運送業者滅ぶ、では元も子もない。

《福田俊之》

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