米電池大手、A123 の再建計画を裁判所が承認… B456 として再出発へ

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A123システムズ製のハイブリッド車用リチウムイオンバッテリー
A123システムズ製のハイブリッド車用リチウムイオンバッテリー 全 1 枚 拡大写真

2012年10月、破産を申請した米国の大手リチウムイオン電池メーカー、A123システムズ。同社の再建計画が、裁判所に承認された。

これは5月21日、米国の破産裁判所が明らかにしたもの。「A123システムズの再建計画を承認した」と発表している。

A123システムズは、中国自動車部品最大手、万向集団が一旦は買収を決定。しかし2012年10月、一転してA123システムズは破産を申請。柱となる自動車関連事業は、米国の自動車部品大手のジョンソンコントロールズ社に売却すると発表された。

しかし、2012年12月に行われたA123システムズの資産売却入札では、万向集団がジョンソンコントロールズ社に競り勝った。万向集団は2013年1月、声明を出し、「対米外国投資委員会が、A123システムズの万向集団への売却を承認した」と発表。万向集団が、A123システムズの自動車用バッテリー事業などを、2億5700万ドルで買収することになった。

今回の裁判所の承認により、A123システムズ社は、自動車用バッテリー部門を除いた事業で再建を図ることに。なお新たな社名は、「B456システムズ」となる。

《森脇稔》

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