フォード、2016年にオーストラリア2工場を閉鎖…現地生産から撤退へ

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フォードオーストラリアのファルコン
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米国の自動車大手、フォードモーターは5月23日、2016年10月をもってオーストラリアの2工場を閉鎖し、現地生産から撤退すると発表した。

今回の決定は、オーストラリア市場での販売不振や、生産コストの高さを受けたもの。フォードモーターは過去5年間で、6億オーストラリアドル(約600億円)の赤字を計上。オーストラリア事業の立て直しが急務となっていた。

2016年10月をもって閉鎖するのは、ブロードメドーズとジーロングの2工場。合計1200名の従業員は、解雇される予定。

フォードオーストラリアのボブ・グラジアーノ社長兼CEOは、「厳しい市場環境により、現地生産を続けることはできなくなった」と述べている。

オーストラリアでは2008年、三菱自動車が現地生産から撤退。今回のフォードモーターの工場閉鎖計画発表により、現地生産を行う自動車メーカーは、GMのホールデンとトヨタの2社だけとなる。

《森脇稔》

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