京王、調布駅周辺の複合商業施設を整備…地上の線路跡地を活用、2017年完成予定

鉄道 企業動向
調布駅周辺に整備する複合商業施設の位置。地下化によって空いた地上の線路敷地を活用する。
調布駅周辺に整備する複合商業施設の位置。地下化によって空いた地上の線路敷地を活用する。 全 3 枚 拡大写真

京王電鉄は5月23日、京王線・相模原線の調布駅周辺に複合商業施設を整備すると発表した。線路の地下化により使用を中止した地上の線路敷地などを活用する。

調布駅付近は東京都を事業主体とする連続立体交差事業(連立事業)により線路を地下に移設する工事が実施され、2012年8月から地下線の使用が始まった。これに伴い、地上の駅跡地と線路跡地の有効活用策として複合商業施設の整備が計画された。

発表によると、商業施設は調布駅の新宿方をA敷地(約4000平方m)、京王八王子方をB敷地(約1700平方m)、京王線と相模原線の線路分岐部の少し先をC敷地(約6200平方m)とし、A敷地に地上6階、B敷地に地上4階、C敷地に地上5階地下2階の商業施設をそれぞれ整備する。京王電鉄は「周辺地域のまちづくり計画と整合する開発プランを検討し、2017年の開業を目指」すとしている。

連立事業の多くは高架橋の建設によって鉄道と道路の交差を立体化しているが、一部では地下トンネルによる立体化も行われている。地上の線路跡地は商業施設や住宅地などのほか、遊歩道に転用されることもある。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る