アメリカ航空宇宙局(NASA)エデュケーション・オフィスは5月23日、「NASAエクスプロレーション・デザイン・チャレンジ(NASA EDC)」の一部概要を発表した。
NASA EDCは、世界中から子供(幼稚園~高校)を招待し、独特な形で有人宇宙飛行の未来を担ってもらう企画。チャレンジに挑む子供たちは、宇宙長期探査の障害である宇宙放射線による被曝について学び、ロッキード・マーチン社の次期有人宇宙船「MPCV」の乗組員が着用する放射線防護シールドのデザインを考える。
シールドの材料分析は8年生(米国の教育制度で13歳に相当)、シールドのデザインは9年生から12年生が担当し、チーム対抗のコンテストを実施する。優勝チームが設計したプロトタイプは、ロッキード・マーチン社へ送られ、宇宙船の試験飛行(EFT-1)で審査される予定。
なお、コンテストのファイナルまで残った5チームは2014年11月予定のEFT-1に招待される。また、NASA EDCに参加した12年生全員はバーチャル・クルーとしてMPCVに名前が刻まれる。登録締め切りは2014年3月14日。