欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月23日、米国テネシー州チャタヌーガ工場における『パサート』の累計生産台数が、25万台に到達したと発表した。
米国向けのパサートは、欧州や日本仕様とは異なる北米専用車。欧州仕様よりもひと回り大きなボディを持ち、米国では『ジェッタ』とともに、フォルクスワーゲンの主力車に位置づけられる。
米国テネシー州チャタヌーガ工場で、パサートの量産第一号車がラインオフしたのは、2011年4月18日。2012年5月末には、早くも累計生産台数が10万台に到達。そして今回、生産開始から約2年という短期間で、累計生産台数25万台を達成した。
記念すべき25万台目のパサートは、ナイトブルーのボディカラーに、ブラックレザー内装の1台。搭載エンジンは、クリーンディーゼルの「TDI」。
チャタヌーガ工場では、およそ2700名の従業員が、累計25万台目のパサートのラインオフを祝福。フォルクスワーゲン・チャタヌーガのフランク・フィッチャー会長兼CEOは、「2年前、我々の従業員は車を生産することを覚えた。今日、25万台目のパサートの出荷を祝った。このチームを誇りに思う」とコメントしている。