【NASCARネイションワイド 第10戦】トヨタ、カイル・ブッシュが今季6勝目

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
NASCARネイションワイド・シリーズ第10戦 カイル・ブッシュ(トヨタ)
NASCARネイションワイド・シリーズ第10戦 カイル・ブッシュ(トヨタ) 全 6 枚 拡大写真

5月25日、NASCARネイションワイド・シリーズの第10戦「History 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。

予選では、今季これまでの8戦で5勝と強さを見せるカイル・ブッシュが最前列2番手グリッド。ブライアン・ヴィッカーズが3番手、パーカー・クリガーマンが5番手、ルーキータイトル争いを繰り広げているアレックス・ボウマンが8番手、マット・ケンゼスが9番手につけ、13台のトヨタ『カムリ』が決勝へと進んだ。

予選に続き、午後3時2分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。2番手スタートのKy.ブッシュは2周目には早くも首位を奪取。15周目には3番手スタートのヴィッカーズが2位に浮上し、カムリがトップ2を独占。Ky.ブッシュは快走を見せ、前半戦3度にわたるイエローコーション後も首位をキープした。

140周目あたりから始まったグリーンピットを全車終えた時点では、2位に4秒近い差を付けていたKy.ブッシュだったが、その直後にイエローコーションが出されマージンは帳消しに。このコーションではほとんどの車両がコース上に残る一方で、4位につけていたヴィッカーズはピットへ向かい、15位まで後退。

再スタート後、一旦は首位を明け渡したKy.ブッシュだったが、すぐに奪還し、再び独走。166周目と179周目、185周目と終盤クラッシュによるコーションが連発したが、順位を落とせないKy.ブッシュと、それを追うライバル勢はコース上に残り、古いタイヤのまま最後の13周でのバトルとなった。

同じカップ・シリーズのトップドライバーであるケイシー・ケイン(シボレー)の猛追を受けたKy.ブッシュだったが逃げ切り、トップでチェッカー。全200周中186周で首位をキープする速さで、今季出走9戦で6勝目を挙げた。Ky.ブッシュは自身の持つシリーズ最多記録を伸ばす57勝目。また、ネイションワイド・シリーズでのシャーロットの勝利記録でも、マーク・マーティンが持つ最多記録を破る7勝目となった。

そのほかでは、マット・ケンゼスが8位、パーカー・クリガーマンが9位、ヴィッカーズは11位でフィニッシュ。ランキングでは今大会13位のサドラーが4位、ヴィッカーズが5位、クリガーマンが6位。ルーキーのアレックス・ボウマンは今大会20位に終わったがランキング10位につけている。

次戦第11戦は6月1日、ドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

■第10戦 History 300 決勝結果
1位:カイル・ブッシュ トヨタ
2位:ケイシー・ケイン シボレー
3位:ジョーイ・ロガーノ フォード
4位:カイル・ラーソン シボレー
5位:ケヴィン・ハーヴィック シボレー
6位:トレバー・ベイン フォード

■ドライバーズポイント
1位:リーガン・スミス シボレー 376P
2位:サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 347P
3位:ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 336P
4位:エリオット・サドラー トヨタ 331P
5位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 327P
6位:パーカー・クリガーマン トヨタ 322P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:トヨタ 72P
2位:フォード 62P
3位:シボレー 56P
4位:ダッジ 6P

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. YURTの『シエンタ』用車中泊キットが大幅アップデート、生産体制見直しで8万円値下げも実現
  2. スズキ『エブリイ』ワゴンに試乗、商用車とどう違うのか…5月4日の過去記事
  3. 【スズキ ワゴンRスマイル 改良新型】誰が見ても可愛いといわれるように…開発責任者がそういう理由とは
  4. 初心者でもここまでできる! プロショップが提案するコスパ重視の音質アップ術[音を良くするコツをプロが指南]
  5. 自動車整備業、2024年度は445件が「消滅」 整備士不足、部品高騰が圧迫
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  4. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る