【ポルシェ ケイマン 試乗】世界一使い勝手に優れるパッケージングは健在…河村康彦

試乗記 輸入車
ポルシェ・新型ケイマン
ポルシェ・新型ケイマン 全 3 枚 拡大写真

初めてのフルモデルチェンジを経てますますスタイリッシュになったルックスには、「ホイールベース60mmの延長」が効果大。

シート背後のエンジンルームを“封印”して前後に大容量のラゲッジスペースを捻出。「2シータ・スポーツモデルとして世界で最も使い勝手に優れたパッケージング」を実現させたのは先代同様だ。

国際試乗会で乗ったモデルには、すべて電子制御式のダンパー“PASM”が装着されていたが、それにしても驚かされたのは際立つ快適性。路面を問わず常に完璧なまでのフラットな姿勢が保たれ、サスペンションの動きも信じ難いほどにしなやか。それでもボディに入った振動がたちまち減衰されるのは、アルミとスチールによる新構造の“ハイブリッド・ボディ”の強靭さゆえでもあるはずだ。

俊敏さと安定感の高さのバランス点は、定評あった従来型をさらに上回る。標準モデルでも十分速いが、このポテンシャルの高いシャシーには『S』グレードがより魅力的!

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

河村康彦
1960年生まれ。自動車専門誌編集部員を経て、1985年よりフリーランス活動を開始。現所有車はポルシェ・ケイマンS、スマート・フォーツー、VWルポGTI(ドイツ置き去り…)

《河村康彦》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界最強の2Lターボ、最終モデル発表に驚きと嘆きの声「これが最後のAMG45系か…」
  2. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. あのスバル「プロジェクト・ミッドナイト」が再びヒルクライムへ! グッドウッド2025で記録更新ねらう
  5. 戦後初のアウディ誕生から60周年、1965年に4ストロークエンジンで技術革新
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る