ダカールラリーに参戦するホンダのワークスチーム「TEAM HRC」は5月30日、イタリアのムジェロ・サーキットにて、ダカールラリー2014に参戦するライダーを発表した。
参戦ライダーは、エルダー・ロドリゲス(ポルトガル、34歳)、サム・サンダーランド(イギリス、24歳)、ハビエル・ピゾリト(アルゼンチン、33歳)、ホアン・バレダ(スペイン、29歳)、パウロ・ゴンカルベス(ポルトガル、34歳)の5名。参戦車両は、ラリーレース専用モデル『CRF450 RALLY』の新型を用意する。
2014年のダカールラリーは、1月5日にアルゼンチンのロサリオをスタート。ボリビアのステージを経由し、1月18日、約8000kmを走行してチリのバルパライソでゴールする。
TEAM HRCは、ダカールラリーに向け、他のラリーに参戦しながら準備を進めている。ロドリゲス選手とピゾリト選手は、ダカールラリーの前哨戦として知られ、今年6月にアルゼンチンで開催される「デサフィオ・ルータ40」に出場。バレダ選手とゴンカルベス選手は、9月末にエジプトで開催される「ファラオラリー」に新型CRF450 RALLYで参戦する。4月に開催された「アブダビ・デザート・チャレンジ」で3位入賞を果たしたサンダーランド選手は、他のライダーとともに北アフリカでのテストに参加後、10月中旬から下旬にかけてモロッコで開催される「モロッコラリー」と「メルズーガラリー」に出場する予定となっている。
TEAM HRCは、ラリーやオフロードレースの経験が豊富な約30名のスタッフで構成。オフロードレース界で30年の経験を持つマルティーノ・ビアンキを新たにゼネラルマネージャーに迎え、ホンダ・レーシングの山崎勝実が昨年に引き続き代表を務める。