DNPとJR東日本企画、電子ペーパー付き中吊り広告を実証実験……表示内容が切り替わるポスター

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ポスターデザイン 全 2 枚 拡大写真

 大日本印刷(DNP)は31日、電子ペーパーを組み込んだ次世代型のポスターを開発したことを発表した。ジェイアール東日本企画(jeki)と共同で、中吊り広告として利用する実証実験を行う。

 この実験は、新潟県内を運行する127系電車内(1車両)の中吊り広告として「マンガ・アニメのまち にいがた」を告知する実験を6月5日~7月4日の期間に行うもの。期間中、1か月の間バッテリーを交換せずに安定稼働するかなどのハード面の性能検証に加え、アンケート調査による次世代型の広告メディアとしての可能性を検証するのが目的。

 新潟市文化政策課の協賛のもと、新潟市に今年オープンした2つのマンガ・アニメ体験型施設「新潟市マンガの家」「新潟市マンガ・アニメ情報館」(http://nmam.jp/)をPRする中吊りポスターを制作。電子ペーパー部分には、『ハイスクール!奇面組』(新沢基栄氏/柏崎市出身)、『ところでここどこ』(古泉智浩氏/新潟市(旧亀田町)出身)など、新潟ゆかりのマンガ家の作品や上記施設内の展示物紹介などを次々に切り替えながら表示する。

 電子ペーパーは、一度表示した画面は電力がなくてもそのまま保持できるという特長があり、十分な電力確保が困難な場所でも簡単に使用できる。薄く軽い形状であるため、さまざまな場所に簡単に取り付けることができる。今回の中吊り広告用では、安全性を確保するため、ガラス素材ではなく、破損の恐れのないプラスチック基材のフレキシブル電子ペーパーを採用している。

《冨岡晶@RBB TODAY》

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