【スーパーフォーミュラ 第2戦】荒天に見舞われた九州オートポリス、予選は日曜朝“仕切り直し”の一発勝負に

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朝のフリー走行でトップタイムをマークしたアンドレ・ロッテラー(TOM'S)。
朝のフリー走行でトップタイムをマークしたアンドレ・ロッテラー(TOM'S)。 全 12 枚 拡大写真

大分県のオートポリスを舞台に開催されている全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦は、1日の公式予選が荒天によって中断されてしまい、結局この日に関しては“予選完全キャンセル”のかたちに。2日の朝9時30分から改めて予選を実施することが決まっている。

開幕戦から中6週という長いインターバルを挟んでの第2戦。選手もファンも待望の一戦だったわけだが、予選日の土曜、九州地方のモータースポーツのメッカであるオートポリスは、残念ながら朝から雨模様となった。

午後2時25分からノックアウト予選Q1が開始されたものの、コースはヘビーウエットコンディション。赤旗中断が2度あったのち、雨量増と視界不良(一部選手によれば「霧も濃くなり始めていた」)により、大会審査委員会は「予選続行は不可能」との判断に至る。そしてこの日の予選は完全キャンセルとなり、決勝日の日曜、本来ならウォームアップ走行とスタート練習を行なう予定だった時間帯の9時30分~10時05分に35分間の“一発勝負予選”(ノックアウト方式ではない、いわゆる通常方式予選)を実施することが決まった。

中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)によれば、赤旗時の雨の状況では「(予選続行は)無理です」とのことで、この日の朝のフリー走行の時とは「(雨量が)比較にならないくらい」だったそうだ。中断やむなしの状況が窺えるが、ドライならホンダ勢が強そうな傾向のコースだけに、一貴は「たぶん、明日も雨の方が(自分たちには)いいですね、今朝の状況を見る限りは」との冷静な観測も口にする。「明日の天気もわからないですけど、雨で予選をやれれば、チャンスはある(大きくなる)と思います」。シリーズ連覇がかかる今季、やはりホンダ優位傾向のコースである鈴鹿での初戦が5位ともうひとつだっただけに、雨でチャンスが拡大するならここで勢いを、と虎視眈々である。

日曜の天気は回復傾向とも言われるが、朝の予選、そして14時45分スタート予定の決勝(54周/約250km)と、コンディションが読めないなかでの戦いとなることは必至。波乱含みのワンデーレースとなりそうな雰囲気だ。

《遠藤俊幸》

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