【スーパーフォーミュラ 第2戦】一貴、伊沢ら今回苦戦の日本勢は次戦での捲土重来を期す

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中嶋一貴は今回ノーポイントに終わった。写真:TOYOTA
中嶋一貴は今回ノーポイントに終わった。写真:TOYOTA 全 12 枚 拡大写真

大分県のオートポリスで開催された全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦。A.ロッテラーとL.デュバルという強力外国人ドライバーの1-2という結果に終わった一方で、注目の日本人選手4名は以下のようなコメントを残している。

同僚ロッテラーとの同ラップのピットイン時に作業ロスが生じ、中団に埋もれてアクシデントの末に勝負権を失った中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ=12位)

「(順調にレース運びできていれば)トップ3くらいはあったかな、と思えるペースの良さはありました。そこはポジティブに考えていいかな、と思います。(ドライならホンダ勢優位とも思われたコースだけに)雨で、展開的には願ったり、とも言えたんですけどね。結局、自分には流れがなかった。こんな時もあります。今日は(ホンダ勢の有力選手である)伊沢クンがいちばんヘコんでいると思いますけど」

予選ではコースアウトして赤旗中断の原因となり15位。決勝では中団で発生したアクシデントによってリタイアとなった開幕戦優勝者・伊沢拓也(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)

「今日、ポイントを獲れなかったことは確かに痛いです。今回は(雨の中で)走り始めからマシンのスピードが不足していて、それを取り戻すこともできませんでした。そこに(予選の)ミスが重なり(決勝での)不運もあって、という結果です。でも、こういうレースもありますよ。仕切り直して、次で取り返せばいいことですから」

決勝5位、ドライバーズポイントを12に伸ばし、11点の3名を1点差で従えてシリーズリーダーとなった松田次生(#20 Lenovo TEAM IMPUL/トヨタ)

「JP(同僚の#19 オリベイラ=4位)の前に出られていれば、もっと速いペースで走れたと思いますが、ラインを外すと危険な路面状態だったこともあり、抜けませんでした。順位には納得していないですけど、ポイントを絶対に獲る、ということが(5年ぶりのタイトル奪取に向けては)大事なので、難しいコンディションのなかでもそれができたことは大きいと思います」

全日本トップフォーミュラのシリーズ戦では初の表彰台となる3位に入った山本尚貴(#16 TEAM無限/ホンダ)

「やっと表彰台ですね。素直に嬉しいです。ただ、赤旗終了だったので、手を挙げて(ファンやチームの)みんなに応えながらチェッカーを受けることができませんでした。(それを)次の目標にしたいと思います。シリーズポイントでトップと1点差ですか? 面白いですね。どんな状況でも、とにかく頑張ります。今までとは違う何か、を感じていますので、次戦以降も楽しみです」

第2戦終了時点のドライバーズポイント上位
松田次生=12
ロッテラー、伊沢拓也、山本尚貴=11
デュバル、オリベイラ=8
小暮卓史=6
中嶋一貴=4

《遠藤俊幸》

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