ヒュンダイ初の量産燃料電池車、欧州で納車…デンマーク

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ヒュンダイがデンマーク・コペンハーゲン市に納車した燃料電池車、ix35フューエルセル
ヒュンダイがデンマーク・コペンハーゲン市に納車した燃料電池車、ix35フューエルセル 全 3 枚 拡大写真
韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は6月3日、同社初の量産燃料電池車を欧州で納車したと発表した。

この燃料電池車は、『ix35フューエルセル』。同車は、ヒュンダイのCセグメントSUV、『ix35』(北米名:『ツーソン』)をベースに開発された燃料電池車。最大出力136psのモーターを搭載。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウムポリマーバッテリー。2つの水素タンクには、700バールの圧力で水素を貯蔵する。

ix35フューエルセルの最大航続可能距離は594km。0-100km/h加速は12.5秒、最高速は160km/hの性能を備える。ヒュンダイによると、加速性能はガソリンエンジン車と同等だという。

ヒュンダイは6月3日、このix35フューエルセルの最初の量産車15台を、デンマーク・コペンハーゲン市に納車。コペンハーゲン市は2025年までに、カーボンニュートラルな都市になることを目指しており、その目標達成のための活動に使われる。

ヒュンダイは2015年までに、韓国のウルサン工場で1000台のix35フューエルセルを量産する計画。ヒュンダイモーターヨーロッパのByung Kwon Rhim社長は、「水素が欧州の未来の燃料になることを約束する。ix35フューエルセルの納車は、欧州の持続できるモビリティ実現に向けた現実的解決策」とコメントしている。

《森脇稔》

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