宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、6月26日にTKP大手町カンファレンスセンター(東京都千代田区)で「第1回将来輸送系ワークショップ」を開催する。
宇宙開発利用を、社会システムへの浸透を図るとともに、挑戦的な宇宙探査に取り組むためには、輸送系を使い切りから安全で効率的に繰り返し飛行ができるものへと転換し、地上から宇宙への輸送費を大幅に低減することが必要となる。こうした輸送系を実現するためには、技術的なブレークスルーが必須で、継続的・戦略的な取り組みが不可欠。
現在、日本では、意欲と志を持つ多くの研究者・技術者が将来輸送系の研究開発に継続的に取り組んでいるものの、JAXAでは、活動が細分化され、それらの連携が不十分な状況が続いていると見ている。このため、オールジャパン体制の構築に向けて、将来輸送系に関心を持つ研究者・技術者が一堂に集まる場を設け、将来輸送系研究の方向性、研究の推進体制や、具体的な活動について議論し、共有を図ることを目的にワークショップを開催する。
ワークショップでは、将来輸送系の研究状況と今後の戦略や、将来輸送系の推進体制と活動、将来輸送系に係る共同研究の強化について話し合う。
参加費は無料。参加するには事前申し込みが必要で、定員は先着150人。