JAXA、トランスポータを修理、イプシロンロケットの第1段モータを輸送完了

宇宙 テクノロジー
内之浦宇宙空間観測所の全景。イプシロンロケットの射場だ。
内之浦宇宙空間観測所の全景。イプシロンロケットの射場だ。 全 2 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月5日、故障により停車中だった「イプシロンロケット」の1段モータを運搬していた日本通運運用のトランスポータの修理が完了し、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所に運び込まれたことを発表した。

イプシロンロケットは8月22日の初号機の打上げに向けて、現在は各種パーツが射場の内之浦宇宙空間観測所に運び込まれて組み立てが始まっている最中だったが、2日の深夜2時頃、観測所から300m手前の国道448号線上で故障が発生、緊急停止して修理が進められていた。

故障の原因は、トランスポータの油圧計の部品であることが判明し、4日に交換修理が実施され、安全に運搬できることが確認されたことから、輸送作業を再開。5日0時40分に観測所への搬入が完了した。

JAXAでは国道448号線のトランスポータ停車地点付近で片側通行の交通規制を行ったことに対し、地元並びに448号線の利用者への謝罪を行った。

また、今後はこのようなトラブルが発生することがないよう、今回の故障を踏まえて輸送業者に対して予防措置の徹底を図ると共に、同じような故障が再び発生した際には速やかに対応できるよう対策を講じるとしている。

《デイビー日高》

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