【INDYCAR 第8戦】オーバルコースでのレース、マシンとドライバーへの負担はどれほどか

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
テキサス・モーター・スポーツウェイのハイバンク
テキサス・モーター・スポーツウェイのハイバンク 全 3 枚 拡大写真

インディカーは6月7日、ハイバンクを持つテキサス・モーター・スピードウェイで6月8日に行われるファイアストーン550レースのスピードとバンクの効果、ドライバーが肉体的に受ける負担について解説したESPNの番組に関する記事を公開した。

平均速度215マイル/時、1.5マイルのテキサス・モーター・スピードウェイは最も速いインディカーサーキットとして知られる。そしてそのスピードの高さの理由は、急勾配のバンクを持ったコーナーである。

通常、車はフラットなコーナーで150マイル/時以上で走行するとグリップを失ってしまうが、24度の角度を持つテキサス・モーター・スピードウェイのターンは、インディカーのサーキットの中で一番の急勾配を持ち、同じ半径を持つコーナーでフラットなものに比べて75パーセント速いスピードで曲がることができる。この為、テキサスでは全てのターンを200マイル以上のスピードで通過することとなる。

ターンの途中でドライバーは最高4G以上のGフォースを受け、ドライバーは4つのボーリングのボールの重さに匹敵する首にかかる負担に耐えなければならない。このGフォースは頭部への血行を減少させ、脳に行き渡る酸素の不足から視界が暗くなったりぼんやりしたり、視野の周辺部が見えなくなったりといった症状を引き起こす。ファイアストーン550レースの間にドライバー達は30分以上の4Gを経験し、心臓の拍動はマラソンランナーと同じペースを保ち続ける。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. ランボルギーニ、世界29台限定の新型『フェノメノ』登場に大興奮!「めっちゃ好き」「よくやったランボ」と高評価の声
  3. 日産、横浜の「グローバル本社」ビル売却先、米投資ファンドKKRが有力[新聞ウォッチ]
  4. 「日産デザインの勢い、スゴくない?」インフィニティの最上位SUVコンセプトに、SNSでは期待の声
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る